スーパーの女性店員、耳が不自由な常連客から受け取った筆談メモ 「ありがとう」の労いに涙 ネット感動
勤務先のスーパーに来る、耳が不自由な男性の常連客。いつも筆談でやりとりをしていて、ある日、手渡されたメモに「ありがとう」の言葉が――。従業員の女性は、まごころのこもったメッセージを受け取り、涙を流したと言います。ネットで「泣けた…」と感動を誘った交流エピソードについてお話を伺いしました。 【写真】「やだ 泣けた…」「なんて幸せ」と号泣の嵐 まごころが伝わる手書きの筆談メッセージ 実際の写真 ◇ ◇ ◇
接客業のやりがい 「とにかく毎日喜怒哀楽さまざまな小さな奇跡にあふれていると思っています」
黒いペンで、ひらがなで書かれた「ごくろうさま ありがとう」の文字。心を込めた筆跡が見て取れます。 SNSで流れてきた“良かったニュース”を挙げるテーマに合わせて、女性は投稿しました。 「最近じゃないんだけど、勤め先(スーパー)によく来る耳が不自由な年配の男性。毎回筆談でなんとか対応してて『不便かけて申し訳ない』って思ってたら、ある日その筆談のメモに『ありがとう』って書いて帰られた。思わず涙でた。接客業って辛いけど、こんな奇跡があるからやめられない」。約8年前の出来事ながら、感激のストーリーを紹介しました。 女性は当時はレジ担当で、サービスカウンターの責任者でした。現在は「某2県担当のエリアマネジャーをしております」と言います。 常連客の男性は「おそらく70代くらいの男性で、こちらが顔を忘れないくらいの頻度で来られていました。いつもお一人でした」。女性が配属されているサービスカウンターに来る時は、商品の有無などの問い合わせが多かったように記憶しているそうです。「クレームでの対応は一度もありませんでした。私の部下も同じく筆談での対応でした」と振り返ります。 投稿は、1.7万件以上の“いいね”を集めています。大反響で、「やだ 泣けた…」「主様の『不便かけて申し訳ない』って気持ちが伝わってたんですね。泣きました」「心のこもった言葉ですね。こんな筆談をいただけるなんて幸せだと思います」「その方にとっては、本当に救われたんじゃないでしょうか? こういう障害がある方に対して、優しい世の中になってもらいたいですね」など、感動の声が続々と寄せられています。銀行の窓口業務の従事者からも、「接客業悪くない!」と共感のコメントが届いています。