【緊急解説】「全部疑ってかかったほうがいい」ネット企業の研究していた専門家が警鐘!偽者を見破る“絶対に言わない言葉”とは?“なりすまし投資型詐欺”急増の背景
2024年1月~4月23日までのメタ社の“なりすまし広告”の数は、「ミヤネ屋」が調べただけでも、森永卓郎氏・約3700件、堀江貴文氏・約1600件、岸博幸氏・約1100件見つかりました。 実際にあった岸氏の“ニセ広告”には、 【緊急‼急いで貯金を●●に移せ】 【多発性骨髄腫で闘病中の岸博幸氏 残りの人生「あと10年」と言われて、改めて考えたこと 無料で株式投資の経験を共有します】 といった文言と共に、岸氏の写真が使用されていました。岸氏は、「人の病気を悪用して勧誘文句を作り、写真まで勝手に使って、詐欺の入り口を作っている。許し難いの一言」と話しています。 Q.顔写真が勝手に使われているのですか? (岸氏) 「そうです。古い写真もあれば、最近の私の写真もどんどん使われています。本当にAIを使えば簡単にできるんです」 Q.「緊急‼急いで貯金を●●に移せ」とありますが、岸さんはこういった活動を実際にされたことがあるのですか? (岸氏) 「いえ、こんなのはあり得ません。そんなバカなことは言いませんので。逆に言うと、もっともらしいことを言っているんですけど、“絶対に経済評論家が言うことはあり得ないような言葉”を平気で使っていたり、病気のことも悪用されたりしていますので、本当に許し難いです」 Q.“絶対に経済評論家が言うことはあり得ないような言葉”とは? (岸氏) 「例えば、『個別の株式でどれが上がる』なんてことは、絶対に言いません。また、『貯金を全額どこかに移せ』とか、こんな極端なことも絶対に言いません。やはり評論家は責任を持ったことを言わなければいけませんから、よっぽど断言できる場合は別ですが、普通は『貯金を何々に移せ』『この株式に投資しろ』『この株は絶対に上がる』といったことは言っちゃダメなんです」 Q.いくら著名人の名前や写真が使われた広告でも、『貯金を移せ』『特定の株の銘柄』などが出てきたら怪しいと思ったほうがいいということですか? (岸氏) 「基本的には、全部疑ってかかったほうがいいと思います」 Q.ある広告では、最初に岸さんの病気のことを書いていて、そこから専門分野である経済の話になってくるので、『これは近況の岸さんで、本業である経済のことを話されているんだな』と思ってしまうのですが、そう思わせるように作られているんですか? (岸氏) 「そうです、恐らく合成で文章も作っています。そこでも詐欺師によっては“もっともらしい”『数十年に一度の何とか』といったことを言っています。本当に注意しないと騙されやすいです」
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