ハイキングや登山、低山ハイクでの疲労軽減以外にも活躍!トレッキングポールの種類と使い方
ハイキング・登山・低山ハイクで脚にかかる負担を軽減してくれる、トレッキングポール。今回は、山歩きをサポートしてくれるトレッキングポールの種類や、使用シーンについて解説をします。 【写真8枚】トレッキングポールは、荷物が多く脚に負担がかかるテント泊登山で重宝する。トレッキングポールの種類、用途を写真で見る
トレッキングポールとは?
山頂を目指し、山中を移動するハイキングや登山。 不安定な足場を登ったり下りたりして、普段の歩行より脚に負担がかかりやすく、かつ長時間の移動となる登山。下山した後には、疲労が身体に大きくのしかかります。 登山時の脚への負担を軽減するために作られたアイテムが、トレッキングポールです。 トレッキングポールを使うことで、脚にかかる負荷を手で受けることができ、さらには足元が見えない川底を確認しながら渡渉ができるなど、様々なシーンで効果を発揮してくれます。 トレッキングポールは軽くて、剛性があるアルミニウムやカーボン繊維などが使用されています。トレッキング・スピードハイク・ハイキングなどの用途に合わせて、豊富なモデルが展開されているのも特徴です。 バックパックにもコンパクトに収まり、重量以上のメリットを生み出します。 長い年月をかけて熟成された高い完成度は、ハイキング・登山を支えるアイテムの代名詞として知られています。
トレッキングポールの種類
まずは、トレッキングポールの種類を紹介します。 ◆ツイストロック はじめにご紹介するのは、シャフトを回して出し入れ・固定するツイストロックというタイプです。 グリップが付いた上段シャフトに下段シャフトが収納されています。引き出して回転させることで、下段シャフトが固定される仕組みになっているものがほとんどです。 接続部が露出しないので収納時の破損の心配が少ない上、バックパックのサイドポケットに固定できるため、ハイキングから登山まで使えます。 モデルにもよりますが、日帰り登山から長期登山にも使える耐久性を備えており、はじめてのトレッキングポールとしておすすめのタイプです。 扱いやすいツイストロックタイプですが、収納から展開までは時間を要するため、出し入れを短時間で済ませたい場面では不向きです。 ◆折りたたみ式 続いてご紹介するのは、シャフトを連結することで組み立てる、折りたたみ式のタイプです。 シャフトを分割することで高いコンパクト性を実現し、かつ組み立ては各部をワンタッチで接続できるのが特徴です。 バックパックの中にも収納可能になるので便利。さらに、カムロックで若干の長さ調整ができるモデルもあるため、そのようなものは使い勝手も良いです。 基本的にはワンサイズで対応するツイストロックに対し、折りたたみ式は複数サイズが展開されています。 そのため、入手するときは必ず自身の身長や用途に合わせたサイズを選びましょう。 ◆軽量折りたたみ式 最後にご紹介するのは、折りたたみ式の中でも軽量性に特化したタイプです。 基本構造は折りたたみ式と同一ですが、長さ調整機能が排され、用途を限定することで軽量性に特化させています。 組み立て方式はツイストロックや従来の折りたたみ式からさらに簡素化され、シャフトを繋げてテンションを掛けるだけで使用可能になるというものです。 長さ調整機能こそありませんが、グリップを長くしたり、手の位置を上下させたりすることで調節することはできます。 細身のシャフトは腕の負担を極限まで軽減してくれますが、その分破損のリスクは上がります。