iPad、iPad Air、iPad Pro、iPad miniを徹底比較! 誰にどのiPadがおすすめ? 一番価格が安いのは?
▼プロセッサ
性能を左右するプロセッサにも違いがあります。iPad(第10世代)は「iPhone 12」シリーズと同じ「A14」、iPad mini(第6世代)は「iPhone 13」シリーズや「iPhone 14」などと同じ「A15」を搭載しており、性能はそれらのiPhoneと同等と考えればよいでしょう。 一方のiPad AirとiPad Proは、Macと同じ「M」シリーズを搭載。iPad Air(第6世代)は「MacBook Air」「Mac mini」の一部に採用されている「M2」、iPad Pro(第7世代)に至ってはより性能が高い最新の「M4」を搭載しており、機種にもよりますが最新のMacをも超える性能を持つことを覚えておくべきです。
▼カメラ
現行のiPadシリーズは背面カメラに、いずれも1200万画素/F値1.8のものを1つ搭載しています。ただしiPad Pro(第7世代)は書類をより綺麗にスキャンできるよう、新しい「アダプティブTrue Toneフラッシュ」を搭載するなど、用途に応じた細かな違いもあるようです。 前面のフロントカメラも、4機種共に1200万画素/F値2.4と共通していますが、iPad miniが縦にした状態でカメラが上に位置するのに対し、他の3機種は横にした状態でカメラが上に位置するよう配置されていることから、ビデオ会議などで使いやすくなっています。
▼生体認証とバッテリー
生体認証に関しては、iPad Pro(第7世代)がiPhoneで主流の顔認証システム「Face ID」を採用しているのに対し、他の3機種はいずれも指紋認証システムの「Touch ID」を採用しています。なおTouch IDはいずれも電源キーが指紋センサーを兼ねる仕組みで、ホームボタンを備えた機種は既にありません。 バッテリーに関しては仕様が公開されていないのですが、4機種共にWi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生で最大10時間と、使用感に大きな違いはないようです。なお4機種共に充電用の端子はUSB Type-Cに変わっているため、Lightning端子を搭載していた古いiPadから買い替える際には注意が必要です。