２度目の２冠獲得となったヤクルト・村上宗隆

セ・リーグは6日、レギュラーシーズン全日程が終了して個人タイトルが確定した。各選手のデータは以下のとおり。 ★オースティン（DeNA）初の首位打者。DeNA（前身を含む）の外国人選手では2013年のブランコ以来11年ぶり5人目。セ・リーグで2位と6毛差以内の首位打者は、同率の1987年（巨人・篠塚利夫と広島・正田耕三＝・333）を含め、76年（中日・谷沢健一＝・35483、巨人・張本勲＝・35477）の6糸差、91年（ヤクルト・古田敦也＝・3398、中日・落合博満＝・3395）の3毛差に次ぐ4番目の僅差。 ★村上宗隆（ヤクルト）三冠王に輝いた22年以来2年ぶりの本塁打と打点の2冠。24歳シーズンまでに本塁打と打点の2冠を2度獲得したのは最多タイで、53、56年の中西太（西鉄、20、23歳）、62、64年の王貞治（巨人、22、24歳）に次いで3人目。最多本塁打は3度目で、ヤクルト（前身を含む）ではバレンティンと並ぶ球団最多回数。 ★菅野智之（巨人）4度目の最多勝利と2度の勝率第1位。最多勝利を4度以上獲得したのは、6度のスタルヒン（巨人など）、5度の斎藤雅樹（巨人）、4度の稲尾和久（西鉄）と野茂英雄（近鉄）と涌井秀章（楽天など）に次いで6人目。35歳以上のシーズンに獲得したのは、37歳の05年の下柳剛（阪神）、36歳の44年の若林忠志（阪神）と14年の山井大介（中日）、35歳の84年の今井雄太郎（阪急）、16年の和田毅（ソフトバンク）に次いで6人目で、年長3番目。 ★高橋宏斗（中日）初の最優秀防御率。防御率1・38以下で獲得したのは、セでは70年の村山実（阪神、0・98）以来54年ぶり。中日で防御率1・38は54年の杉下茂の1・39を抜く2リーグ制（50年）以降の球団記録。22歳シーズンでの最優秀防御率は76年の鈴木孝政と並ぶ球団最年少記録。 ★長岡秀樹（ヤクルト）初の最多安打。ヤクルトで獲得したのは15年の川端慎吾以来9年ぶり7人目（9度目）。23歳シーズンでの獲得は、22歳の14年の山田哲人に次ぐ、05年の青木宣親と並ぶ年少2番目。