文化が交差する都市・ヴェネツィアが着想源

ボッテガ・ヴェネタ（BOTTEGA VENETA）が、マチュー・ブレイジー（Matthieu Blazy）のクリエイティブ・ディレクションによる初のフレグランス コレクションを発表。10月より厳選された世界各国の店舗と公式オンラインストアにて販売開始し、日本では2025年春より、店舗と公式オンラインストアでの展開予定。価格は未発表。 【写真を見る】マチュー・ブレイジーのクリエイティブ・ディレクションによる初のフレグランス コレクションが登場する。

マチュー・ブレイジーは、クリエイティブ・ディレクターに就任して以来ボッテガ・ヴェネタのデザインにおける素材の質感や、職人技を通じたサヴォアフェール（匠の技）の重要性をフィーチャーしている。特に、手触りの感覚にこだわりを持つブレイジーは、ブランドの根幹である伝統的な技術を再解釈し続けてきた。 今回彼がボッテガ・ヴェネタで手がけた初のフレグランスコレクションは、その香りはもちろん、デザイン性の高いボトルが目を引く。半透明のガラスボトルは、滑らかで波打つようなフォルムが特徴的で、特殊な技法によってボトル一つ一つに独特な気泡が作り出されている。これは、イタリア・ヴェネツィアにあるムラーノ島のガラス吹き職人における伝統を讃えたものだ。

フレグランスは全5種類。世界各地から集められた天然由来の100%エッセンスを使用し、各香りがヴェネツィアという文化的交差点を表現している。 フランス産アンジェリカオイルの落ち着いた香りに、モロッコ産オレンジブロッサム・アブソリュートの官能的な香りをブレンドし、上品で豊かな香りに仕上げた「コルポ・ディ・ソーレ」や、イタリア産ベルガモットとフランス産アイリスバターを調和させ、爽やかでフローラルな香りが印象的な「カム・ウィズ・ミー」。 ウッディなラブダナムアブソリュートとマケドニア産ジュニパーオイルのブレンドした「アクア・サーレ」、マダガスカル産ゼラニウムとグアテマラ産カルダモンをミックスしたスパイシーな香り「デジャ・ミニュイ」、ブラジル産ピンクペッパーとソマリア産ミルラの豊かな香りを合わせた「アルケミー」などがラインナップ。

各ボトルにはグリーンのヴェルデ・サン・ドニ大理石製のプレートが付属し、フレグランスとしてだけでなく、インテリアとしても飾りたくなる美しいデザインが魅力だ。