ダニ・オルモのバルセロナ“帰還”が決定!! EURO得点王と2030年夏までの6年契約締結
バルセロナは9日、ライプツィヒからMFダニ・オルモを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2030年夏までの6年間となり、契約解除金は5億ユーロ(約800億円)に設定されていることも併せて発表された。 “異色のキャリア”を進んだダニ・オルモが、10年ぶりにブラウグラナのシャツに袖を通す。スペイン北東部カタルーニャ州出身の同選手は、1998年5月7日生まれの現在26歳。2007年に同州最大にして世界屈指のメガクラブであるバルセロナのカンテラに入団すると、バルセロナB昇格が確実視されるほどに成長した。 だが、オルモは2014年夏にディナモ・ザグレブへの完全移籍を決断。翌年2月にトップチームデビューを果たした後は、クロアチアの“名門”をけん引する存在に成長。2017-18シーズン、2018-19シーズンと2年連続でクロアチアリーグの年間最優秀選手賞を受賞した。 迎えた2020年冬、オルモは満を持して欧州5大リーグの扉を開けた。テクニック、パスセンス、シュート、創造性と、ラ・マシア産であることを心底感じさせる傑出したプレーを見せ、ライプツィヒでも攻撃の全権を託されていく。在籍4年半で公式戦通算148試合出場し29得点34アシストを記録。2021-22シーズンにはクラブ史上初となるDFBポカール優勝に貢献するなど、新興クラブの歴史を作り続けた。 また、各年代のスペイン代表に選出された経歴を誇り、2021年に行われた東京オリンピックにU-24同国代表として出場。2019年9月にデビューを飾ったフル代表でも、EURO2020やFIFAワールドカップカタール2022を経験している他、先のEURO2024では大会得点王となる4ゴールの大活躍。史上最多4度目のアンリ・ドロネー杯に導いていた。 ハンジ・フリック新監督が率いるバルセロナにとっては、今夏1人目の新戦力として迎えられることが決定。10年ぶりの帰還となったが、クロアチア、ドイツと“回り道”で得た経験を携えて、ダニ・オルモがラ・リーガに初挑戦する。
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