【吉川ひなのさん】「子ども服こそ意思を持って選びたい」世界初のジェイミーケイ実店舗でナチュラルラグジュアリーな子育てを語る
ニュージーランド発のオーガニック子ども服ブランド「JAMIE KAY(ジェイミーケイ)」。 世界初の実店舗が日本にオープンしたことを記念して、実業家でモデルの吉川ひなのさんが登場! 子ども服の選び方から自然と共存するライフスタイルまで、じっくりと語っていただきました。
「ゴミになると地球に何百年も還らない」 子ども服選びは環境のことを考える絶好の機会
吉川さんは海外で子育てをされていますが、海外と日本で子ども服の選び方の違いを感じることはありますか? 「海外では、“価格が安いというだけでは飛びつかない”、“孫にも受け継げるような一生ものだけを選ぶ”など、それぞれの家庭ごとにはっきりと子ども服の揃え方に方針がある気がします。 意思を持って選択するという文化が、子ども服選びにも反映されているのかなと感じています。」 ご自身は、子ども服選びの方針はお持ちですか? 「長女を授かった時に、新しく生まれてくる命に何を選んであげるのが正解なんだろうといろんなことが気になりだしたんです。 ひとつひとつ調べてみると、環境に優しくないものや、安価で売られている代わりに労働者の方々を苦しめているものなど、目をそむけたくなるような背景を持つ商品もあるということを知りました。 可愛いからというだけで選ぶのではなく、例えばなるべくオーガニックやフェアトレードのものを選ぶなど、地球を大切に想うと同時に、世界にいる誰かを苦しめることになるものは避けたいと考えています。 方針があるとすれば、子どもたちには、日々、世界で起こっていることを教えているので、買い物に行くときは、一緒にその生産背景を調べてみたり、ゴミとなったときに地球に還るまでに何百年かかると思う?と問いかけてみるなど、親子で環境について話し合う機会を作っています。 素敵な考え方だなと思いました。その中でも、ママが着せたいものと、子どもが着たいものにミスマッチが生じることがあると思います。どうされていますか? 「だいたい子どもとは好みが合わないですよね(笑)。 私は思っていることをストレートに伝えて、その上で子どもに判断を委ねています。 たとえば以前、息子がTシャツにネクタイを締めて、ねずみの耳のカチューシャをつけて登校すると言い出した時がありました。 「ママには不思議に見えるけれど、それでいいんだよね?」と確認。息子がそれでもいいと言ったのでそのまま登校させました。 ただ後日……なぜか、学校でネクタイが大流行しちゃって(笑)。面白いなと微笑ましかったです。」