【気になる】美容師は誰に髪を切ってもらう? 同僚に依頼することは? “髪の毛事情”を聞いてみた
多くの美容師は常に流行の髪形にしており、おしゃれな印象がありませんか。どのような髪形にするか迷ったときに、美容師に相談する人は多いと思います。ところで、美容師は普段、誰に髪を切ってもらうのでしょうか。同じ美容室のスタッフに髪を切ってもらうことはあるのでしょうか。美容師の原木佳祐さんに教えていただきました。 【要注意】あなたも当てはまるかも これが「美容室」に行く前にやってはいけないNG行為です
スタッフがモデルになり新しい薬剤を試すことも
Q.美容師は普段、誰に髪を切ってもらうのでしょうか。他店で切ってもらうことが多いのでしょうか。それとも、同じ美容室のスタッフに髪を切ってもらうことが多いのでしょうか。 原木さん「結論から言うと、他店で切ってもらうこともあれば、店の他のスタッフに切ってもらうこともあります。 情報収集の目的で他店に行くこともありますし、お金を払ってお客さま視点になって施術を受けることもあります。そうすることで新しい発見があったり、SNSでは見えない部分を体感して知ることができたりします。飲食店のスタッフが、ライバル店の料理を食べに行くのと同じような感覚かもしれませんね。 もちろん、店の他のスタッフに髪を切ってもらうこともありますよ。美容師がカットするとしたら、こちらの方が多いように感じます。カラーの塗り方やパーマの巻き方、ハサミやくしの肌への触れ具合など、スタッフ同士で確認し合うこともありますね。また、新しい薬剤などはスタッフがモデルになって、検証した上で取り入れるお店も多いと思います。薬剤の特徴や効果を把握するためにも、スタッフ同士で試すことが多いです」 Q.美容師は、流行に合わせて定期的に髪形を変えることが多いのでしょうか。それとも、こだわりがあれば髪形を変えない人も多いのでしょうか。 原木さん「定期的に髪形や髪色を変えることが多い印象です。自分に似合う髪形を理解している人が多いので、必ずしも流行の髪形にしているわけではありませんが、上手にトレンド感を出している感じです。特に女性の美容師はオシャレが大好きですし、年齢による見た目の変化さえも、髪形や髪色を変えながら楽しんでいる印象が強いです。 また、サロンのコンセプトに沿って、パーマに力を入れているサロンであればスタッフもパーマをかけていたり、特殊カラー推しのサロンであればスタッフも特殊カラーをしていたりするほか、全員、ショートヘアのサロンもあります。 もちろん、こだわりがあって変えない美容師もいます。中には、SNSのトレードマークとして髪形を変えずにいる人もいますよ」 Q.ちなみに、美容師が自身の家族や知人の髪を切ることは多いのでしょうか。家族や知人の髪を切るメリットがあれば、併せて教えてください。 原木さん「家族や知人の髪を切る人も多いと思いますよ。私も定期的に実家に帰って両親の髪を切っています。メリットと言うよりも恩返しの感覚ですね。また、私が駆け出しの頃から、知人が練習のモデルになってくれたり、夜遅くまで協力してくれたりしました。知人がいなかったら、今の自分はありません。本当にありがたいです。 メリットは距離感が近い分、『ここはもう少しこうしてほしい』など、素直な意見がもらえることですね。普段、お客さまも似たように思っているとしたら、次からはこちらからお声掛けできますよね。そういった率直な意見が得られるのは、身近な人を施術するメリットだと思います」 * * * 美容師は調査も兼ねて他店で髪を切ってもらうことがあれば、店の他のスタッフに髪を切ってもらうこともあるようですね。自分に似合う髪形を把握している美容師が多く、うまくトレンドを取り入れているのだそうです。普段の髪形に飽きてしまったら、美容師に相談してトレンドを取り入れてもらうのもよいかも知れませんね。
オトナンサー編集部