【住宅ローン】「結局、頭金っていくらにすればいいの?」住宅ローンの頭金を決める計算式を公開!
頭金を入れた方が返済期間は5年短くなり、利息差は約140万円になりました。 なお、頭金を入れることによって変わるのは利息だけではありません。ローン事務手数料も変わります。ローン事務手数料は、銀行によって違いはあるものの、2.2%が一般的です。ローン金額が500万円違うと11万円差が出てきます。これら差も考慮すると、頭金を入れた場合と入れない場合の差はさらに開いてきます。 ちなみに、退職金でローンを完済する人は多いですが、退職金で返済する頃だとローン残高も減っているため、多くの場合、利息軽減効果は小さくなっています。利息を軽減する効果が大きいのは初期の繰り上げ返済です。したがって、最終的には退職金で完済……と考えているなら、最初に頭金を入れておくほうが利息を軽減させる点においては効果的です。
安心できる住宅ローン返済を
おそらく多くの人は「早く返済を終わらせたい」「金利上昇は大きなリスク」と考えているはずです。頭金を入れることによって、これらの考えを少しでも実現させることができ、同時にリスクを少しでも減らすことができます。 安心してローンを返済するならまずは頭金を入れることをお勧めします。またローンがスタートするまで時間があるなら、今からでも頭金のために貯蓄をしておきましょう。 執筆者:前田菜緒 FPオフィス And Asset 代表、CFP、FP相談ねっと認定FP、夫婦問題診断士
ファイナンシャルフィールド編集部