豪州メディアも本田圭佑のデビュー弾を絶賛「熱狂は本物」「卓越した技術」
サッカーのオーストラリアのプロリーグである「Aリーグ」が20日に開幕。今季からメルボルン・ビクトリーに移籍した本田圭佑(32)も右MFで主将としてメルボルン・シティ戦にスタメンデビュー、いきなり前半28分に先制ゴールを決めた。試合は逆転され1-2で敗れたが、現地メディアは本田のデビュー弾を大きく報道した。 オーストラリア版FOXスポーツは、「本田がメルボルン・ビクトリーの初ゴールをマーク、メルボルンダービーでヘディング弾」との見出しを取り、「“本当に本田が見られるのか”と疑いを持ってマーベル・スタジアムへ来た人々の懸念は、土曜日夜に、スタジアムアナウンサーがメルボルン・ビクトリーの先発メンバーを読み上げたときに即座になくなった」と、劇的に記事を書き出した。 続けて同記事は、本田の登場に熱狂したスタジアムの様子をレポートした。 「ビクトリーのスタジアムアナウンサーは通例で各選手のファーストネームを呼び、観客に彼らの苗字を呼ばせる。本田のファーストネームである『ケイスケ』という声が場内に響き渡ると、『ホンダ!』と呼ぶ大きな声援と同時に悲鳴、口笛、歓声がこだました。スタープレーメーカーの本田が、この夜にフィールドで最初のダッシュを見せると、また一つ感謝の大歓声が湧き起こった」 そして、「試合が28分に入ったところで本田マニア達の興奮は、正式に“オーバードライブ”に入った」と続けた。 本田の衝撃のゴールシーンは前半28分。 「ストーム・ルーがビクトリーの右サイドを駆け上がり、気持ちの良いクロスをゴール前に入れた。ゴールから6ヤード(約5.5メートル)の間際にいて、それに合わせた選手が本田だ。クロスのボールは、長身ストライカーのケニー・アティウの頭をわずかに超え、日本人スーパースターの元へ入ると、力強いヘディングシュートで、GKのユージン・ガレコヴィッチを抜き、ビクトリーに1-0のリードをもたらした」と描写した。 記事は最後には「本田の熱狂は本物だ」と締めている。