豪州メディアも本田圭佑のデビュー弾を絶賛「熱狂は本物」「卓越した技術」
右の攻撃的MFとして卓越した技術
メルボルンの「ジ・エイジ」紙は、「シティ、本田のウェルカムパーティーを台無しに」と、勝者側からの視点で見出しを取り、「メルボルン・シティが、日本の伝説的選手、本田がスタメン出場したメルボルン・ビクトリーを2―1で倒し、彼らのウェルカムパーティーを台無しにした」と報じた。 記事は「キャプテンマークの腕章をつけた本田が前半28分に、4万504人ものファンの前で先制ゴールを決めた。しかし、それは、シティにとってみれば、前半40分にVAR(ビデオ判定)に助けられた議論を呼ぶPKからマーキープレーヤー(給料制限を受けない特別枠選手)で主将のリッチー・デ・ラエトが決めた同点場面を演出しただけだった」と、皮肉な表現。 だが、「本田とデ・ラエトの2人はスコアシートに書かれた(得点の)貢献以上に大きな影響を及ぼしていた。本田はボールタッチ、クロス、フリーキックと、右の攻撃的ミッドフィールダーとして卓越した技術を見せていた。デ・ラエトは、シティの左サイドバックに入って攻め上がりを繰り返し、彼の人目を引くサイズは絶えず脅威となっていた」と両チームのマーキープレーヤーの活躍を絶賛。 続けて「本田のゴールは、ビクトリーによる美しい攻撃の組み立てによる結果だった。日本人スターは、チャンスの構築にも加わり、右サイドでボールを攻撃のポジションへと移すのを助けた後、彼は、ストーム・ルーのクロスに合わせるため完璧なタイミングでペナルティーエリアへ走った。懸命の仕事をしてピンポイントクロスを上げたルーにも賛辞が与えられるべきだ。ルーと本田は試合を通じ、右サイドで驚くほど良好な関係を築いていた」と、本田のゴールシーンを伝え、右サイドでの仕事を高く評価した。 また後半20分にビクトリーの勝ち越しを狙うシュートが、ゴールポストの右に嫌われたシーンについても、「本田が、中盤での鋭い動きでジェームズ・トロイージの狭いスペースを見つけ、よく考えだされたパスを出した」と分析。 さらに試合終了13分前に本田が放ったシュートについても「本田が右サイドでボールを持ってカットイン、左足でペナルティーエリア外からゴールに放ったシュートはゴールキーパーのユージン・ガレコヴィッチが反り返り指先で弾き出した」と解説した。この試合を通じての本田の動きを記事でクローズアップしていた。 本田がオーストラリアサッカー界に大きなウェーブを起こしそうだ。