日本人の男性、「年収が500万円を超える人」の本当の割合とは?
社会的にコロナに対する警戒感が緩和され、多くの人が外出するようになる中、お金の使い方にも変化が起こっているのではないでしょうか。 【年収・一覧表】日本人の性別・金額別で年収事情をチェック 今年の夏には久々に遠出をしたりと、ここ数年と比べて旅行や外出にお金を使う予定の方もいらっしゃることでしょう。 人の動き方が変わり、一方でモノの値段も上がる中、「お金の使い方・増やし方」に関しては改めて注目度が高まりつつあるように見えます。 そこで今回は、「みんなの年収」に着目し、国税庁の最新資料をもとに男性の給与所得者の年収について振り返っていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
年収500万円超の男性の割合はどのくらい?
2023年9月に国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態調査統計」によれば、2022年の給与所得者は5077万6000人となりました。 その中で、年収が500万円を超える人の人数は1699万4000人でした。 割合にして、全給与所得者の33.5%となり、3人に1人が500万円を超えていることがわかりました。 年収500万円超の給与所得者について、対象を男性のみに絞った場合、人数は1387万4000人となります。 これは男性給与所得者全体の47.4%に当たり、男性の場合、だいたい2人に1人が500万円を超える年収となっている状況となりました。
日本人の年収はどのように推移しているのか?
それでは次に、日本人の給与の動向を時系列で振り返っていきます。 国税庁の最新データによれば、日本の給与所得者の平均年収は直近の数値で457万6000円となりました。 過去8年の動向を見てみると、平成26年(2014年)の平均年収は420万円であり、令和4年(2022年)には457万円まで増加しました。 年によっては減ってしまうタイミングもありますが、長い目で見れば年収の水準は引き上がっている状況です。
日本人男性の年収について
今回は日本人の年収について振り返ったうえで、500万円を超える人の割合について見てきました。 500万円を超える人の割合は男女全体では33.5%となり、男性に絞った場合は47.4%となりました。 環境が変わる中、お金の使い方も変わり、そしてお金の増やし方について考えを巡らせている人もいらっしゃるでしょう。 お金を増やすには給与を増やすのと、増えて余剰となったお金を運用で増やすという方法があります。 全体の統計を見て自分の立ち位置がわかり、今後の選択肢が見えてくることもあると思います。 社会の変化と合わせ、みんなの年収事情について、今後も要注目です。
参考資料
・国税庁「令和4年分 民間給与実態調査統計」
LIMO編集部