福光にんじん収穫本格化 過去最高160トン超出荷見込む
●大規模産地目指す JA福光と福光にんじん生産出荷組合が特産化に取り組む「福光にんじん」の収穫が本格化している。今年は過去最高となる160トン以上の出荷を見込み、高付加価値作物として規模の拡大を促進する。 14日も南砺市天神のほ場で収穫作業、JA福光アグリフロンティアセンター内の選果場で選別作業が行われた。選果場では、水洗いされたニンジンが次々とベルトコンベアで運ばれ、重さによって八つの等級に選別された。 作業は12月中旬まで続く予定で、JA福光の湯浅健営農指導課長(46)は「短めのサイズもあるが、今後は見た目の良いニンジンが増えてくる。高収益の作物を通じ、農業経営の安定につなげたい」と話した。 JA福光が2019(令和元)年、ニンジンの生産振興を始め、同年に「福光にんじん生産出荷組合」が設立された。現時点で17組織が農地10ヘクタールで栽培し、大規模産地化を目指している。