1軍に”推薦“も…?広島、ファームで好成績を残す選手(5)カープの”救世主“になる…?
プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格するには、二軍での数字が判断材料になるだけに、ファームでの活躍が求められる。また、若手選手にとっては今季の二軍成績が来季の一軍起用につながるケースもある。ここでは今季ファームで躍動している広島東洋カープの選手を紹介したい。(※今季成績は9月22日時点)
長谷部銀次
投打:左投左打 身長/体重:184cm/84kg 生年月日:1998年7月29日 経歴:中京大中京高 - 慶応大 - トヨタ自動車 ドラフト:2022年ドラフト6位 今季は大きな進化を遂げている長谷部銀次も、ファームで躍動している期待の左腕だ。 名門・中京大中京高では2年夏に甲子園へ出場したが、長谷部は登板機会を得ることができず。その後は慶応大に進んだものの、思うように登板機会を増やせなかった。 しかし、社会人野球のトヨタ自動車で2年間アピールを続けると、広島東洋カープからドラフト6位指名。祖先に杉田玄白がいることでも話題となった。 プロ1年目の昨季は、中継ぎとしてファームで39試合に登板。しかし、防御率5.39に終わり、41回2/3を投げて33四死球を献上。制球に苦しんだことで、即戦力としての期待に応えられなかった。 それでも今季は、課題の改善が見られ、ファームで防御率1点台前半と好投。その結果、7月21日の阪神戦で一軍デビューを果たした。 その後はファーム降格となったが、9月下旬に一軍再昇格を果たし、同月19日のヤクルト戦、20日の巨人戦と2試合連続でマウンドに上がり、ともに無失点の好リリーフを見せた。 プロ2年目とはいえ、今季で26歳を迎えている長谷部。一軍では森浦大輔や黒原拓未、塹江敦哉といった同年代のリリーフ左腕が活躍しているだけに、後れを取りたくないところだ。
ベースボールチャンネル編集部