冬の訪れを告げる『ヤッコソウ』土佐清水市でひっそりと可愛らしい花を咲かせる【高知】
RKC高知放送
高知県土佐清水市では、冬の訪れを告げるヤッコソウが花を咲かせています。 落ち葉の隙間からひょっこりと顔を出す小さな白い花。シイノキの根などに寄生する植物「ヤッコソウ」です。 大名行列の奴さんが袖を広げて練り歩く姿に似ていることから、県出身の牧野富太郎博士が命名したとして知られています。 土佐清水市は県内有数の自生地で、長年観察してきた住民によりますと、ヤッコソウは肌寒くなる時期に花を咲かせるとのこと。今年は裏年なのか咲いている量は少ないということですが、ひっそりと可愛らしく花を広げています。 ■40年以上観察する問可勲さん 「80歳を過ぎたが、見つけたときの嬉しさは何とも言えん、大好き」 土佐清水市のヤッコソウは11月いっぱい花を咲かせているということです。