「身の丈以上の暮らしで出費がかさみ…」愛媛信用金庫の元職員が顧客のカード不正使用し着服
愛媛信用金庫の職員が顧客のキャッシュカードを不正に使い、290万円あまりを着服していたことがわかりました。 顧客の金を着服したのは、愛媛信用金庫の石井支店に務めていた、営業担当の31歳の男性職員です。 愛媛信用金庫によりますと、この男性職員は今年5月から10月にかけて、ローンのキャッシュカードの再発行が必要だと顧客に嘘をつき、入手したカードと暗証番号で291万円ほどを不正に引き出していました。 10月17日に、この顧客から口座の履歴に不明な引き落としがあると相談を受けて発覚し、男性職員は「身の丈以上の暮らしで出費がかさみ、借り入れの返済に充てた」と着服を認めたということです。 被害金は全額弁済されていますが、愛媛信用金庫は警察に通報し、この男性職員を13日付で懲戒解雇していて、「再発防止と信頼回復に向け、内部管理体制の強化に全力で取り組んでいく」としています。