色気ダダ漏れ! 競泳オリンピアン、中村 克選手の艶ボディの秘訣は……
リオ、東京とオリンピックに2大会連続で出場し、現在も日本競泳界を牽引する中村 克選手。トップスイマーの惚れ惚れするほどの肉体美はどのように作り上げられたのか!? その秘訣に迫ります!
惚れ惚れするほどの肉体美は一日にしてならず!
日本競泳界を牽引するトップアスリート、中村 克選手。前回の記事では、ヘアケア、スキンケアについてのこだわりを話していただき、並々ならぬ美容男子ぶりを披露してくれました。今回は、その圧倒的な筋肉美の秘訣や、LEON読者に向けてスーツの似合うカラダ作りのポイントなどについてお伺いしましたよ!
── 競泳の自由型短距離、特に中村さんの主戦場である50m、100mの種目は、競泳のなかでも最も厳しい世界ですよね。前回、脱毛のお話が出ましたが、それをやる、やらないで、差が出たりするのでしょうか? 中村 水着1枚で、肌を露出して行う特殊な競技で、しかも0.01秒を争う世界ですからね。少しのことでも、タイムに何らかの影響をもたらす可能性はあると思っていて、いいと思ったことは何でもやっていますね。
── カラダを作り上げるのはもちろんですが、維持されるのも並大抵のことではないですよね。中村選手は一日も欠かさず泳いだり、トレーニングされたりしていますか? 中村 週に一日、休みの日は決めていますが、それ以外は毎日です。 ── 自由型・短距離選手ならではのカラダ作りの方法、筋肉のつけ方のようなものはあるのですか? 中村 プール、ジムでのトレーニングは、競泳選手は誰もがやります。でも僕は、少し前から、それ以外に陸上での運動を増やすようにしています。走ったり、時々、キックボクシングやボルダリングを取り入れたり。泳ぐ以外の部分でも身体能力を高めたいと思って。 ── それは何かきっかけがあるのですか?
中村 2024年のパリ五輪の出場が叶わなかったこともあり、水泳へのアプローチを変えようと思ったことがひとつ。50m、100mの両方にあった主軸を、50mよりにシフトしていこうと。そうすると、水中でより大きな出力を一瞬で出さなければならないので、水泳とは別の形で筋肉量を増やす必要があるなと思って。 もうひとつは、50mは20秒くらいの勝負、ストロークも40かき行かない世界なので、1かき1かきの精度を高める必要がある。そのためには水上だけでなく、陸上でも思い通りに動かせるカラダを作りたいと。 自由型・短距離というと、パワーで泳いでいくイメージが強いかもしれないですが、もっと繊細なものなんです。1かきでもミスをして、水を捉えられなければ結果が出ない。そんな究極の種目だと僕は思っています。 ── 自由型短距離への見方が変わります。