富岡西・選手紹介/17 大事な場面担う役割に 柏木竜斗外野手(1年) /徳島
<第91回選抜高校野球> 50メートル6・2秒の俊足を生かした走塁と、広い守備範囲が武器。公式戦のメンバーには今回初めて入った。「名前を呼ばれた時はうれしかった。外野の守備固めか代走をイメージしている」。試合終盤の大事な場面で担う重要な役割を強く意識している。 父の影響で小学1年から野球を始めた。中学では遊撃手だったが、高校で外野に転向した。ファウルの方向などから打者のタイプを推測して守備に就く。中学までは送球が課題だったため、練習から相手の構えた位置に投げるよう意識してから、球筋が安定した。 野球だけでなく勉強にも手を抜かない。化学が得意科目で、一学期の中間テストでは90点台をマークした。卒業後は国公立大への進学を目指す。 「試合や練習時での声出しができていない」と先輩から指摘されることがあり、チームをもり立てる声出しを心掛ける。センバツでは「最後まで全力で戦い、チームに貢献できれば」と話した。【岩本桜】