茨城・つくば市長の退職金、市民のネット投票で決まる 評価62点で1278万円
2期目の退職金の額を市民のインターネット投票の結果に委ねるとしていた茨城県つくば市の五十嵐立青市長は12日、「退職金が1278万7038円となった」と発表した。 【写真】茨城・つくば市長、退職金を市民のネット投票制に 100点で2千万円、0点なら22円 五十嵐市長は10月27日投開票の市長選で3期目の当選を果たした後、0点から100点まで10点刻みで市民から評価を受ける投票を実施。投票総数は1048人で、全員が100点の評価なら満額の約2000万円を受け取れたが、評価の平均は62・7点となった。 署名用電子証明書が内蔵されたマイナンバーカードを持つ15歳以上の市民約13万人を対象に1日から11日まで投票を受け付け、投票率は約0・8%だった。 五十嵐市長は「手続きなどの点で高いハードルがあった」としながら「市民が選挙以外で市政を評価するシステムを作れた。4年後(3期目)も実施する可能性は十分ある」と語った。