「光る君へ」いよいよ最終回 まひろとの対峙シーンが称賛「黒木華」倫子役がどハマリしたワケ
■大阪出身で「お笑い好き」の一面も 11月に公開された映画「アイミタガイ」では、突然親友を失ってしまうウエディングプランナー役を好演している黒木。映画の口コミサイトやSNSでは「黒木華さんの雰囲気が映画全体を包み込んでいるような、とても優しい映画でした」などと、高い評価を得ている。エンディング曲では歌声も披露しており、「癒やされた」との声が多く上がっていた。 エンターテイメントジャーナリストの中村裕一氏は、黒木華についてこう述べる。 「近年の主演作で印象的だったのは2019年のドラマ『凪のお暇』です。それまでの自分と人間関係を捨て、新しい環境で生き直す主人公をとても魅力的に演じ、作品に奥行きと深みを与えていました。また、昨年公開の映画『せかいのおきく』では、時代劇かつ全編モノクロ映像という制約にもかかわらず、抜群の演技力でカラー映像にも匹敵する存在感を発揮していました。おしとやかでおとなしそうなイメージの一方で、大阪出身でお笑い好きという一面も持っており、以前取材をした際には、時間があると(お笑いの)新顔をチェックしていると語っていました。そんなギャップも魅力の一つになっていると思います。今年、事務所を退所しフリーになったこともあり、これから先、より自由度の高い表現や演技を見せてくれることに期待しています」 12月15日にいよいよ最終回を迎える「光る君へ」。倫子様のラストスパートから目が離せない。 (高梨歩)
高梨歩