大掃除中に…“カビ取り剤”で目に傷 年末年始のJAF出動は「12秒に1件」 帰省先のストーブ、餅にも注意【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
車で長距離を移動する機会があったり、普段と違う環境で過ごしたりする年末年始。思わぬ事故やトラブルに見舞われる可能性もあります。暖房器具による火災、大掃除中の事故、餅による窒息、雪道の運転などで注意すべきことをまとめました。 【画像で見る】インフル猛威……年末年始の“薬不足”が追い打ち 「薬を長めに出して」はNG 急な発熱があったら? そこで今回の#みんなのギモンでは、「年末年始の危険 何に注意?」をテーマに解説します。
■ファンヒーター前のスプレー缶が破裂
富田徹・日本テレビ解説委員 「年末年始だからこそ気をつけたい事故などをまとめました。1つが、暖房器具によるやけどや火災です」 「NITE(製品評価技術基盤機構)が行った実験映像があります。ファンヒーターの前にスプレー缶を置くと破裂し、吹き出たガスに引火する恐れがあります」
■石油ストーブで消毒液に引火も
富田解説委員 「吹きかけた消毒液に、近くにあった石油ストーブが引火する様子を再現した映像もあります。消毒液の主な成分はアルコールなので、暖房器具の近くでは使用しないでください」 鈴江奈々アナウンサー 「このところインフルエンザも流行していて、また消毒液を使っている方も多いかもしれません。周りをよく見て使った方がいいですね」
■暖房器具による火災・やけどに注意
富田解説委員 「普段家ではエアコンだけれども、帰省先の実家はストーブという人もいると思います」 「ストーブの近くには布や紙など燃えやすい物を置かないでください。たくさん着込んで着ぶくれした状態で気がつかずに近づきすぎ、引火することもあります。ストーブへの近づきすぎにも注意です」 「そして小さな子どもの場合、知らずに触ってやけどをすることもあるので、注意して見ておきたいです」 森圭介アナウンサー 「旅行や帰省など、いつもと違う環境の所に行く方も多いでしょうから、改めて基本から押さえたいですよね」
■目に洗剤、転倒も…大掃除中の事故
富田解説委員 「年末年始といえば大掃除ですが、これも注意が必要です。東京消防庁によると、去年1年間に掃除中の事故で救急搬送された人は899人いました。特に多いのは12月で、年齢は60歳以上が多いということです」 「消費者庁も大掃除中の事故を防ぐよう呼び掛けていて、過去にはこのような事例がありました。64歳の男性が年末にカビ取り剤をお風呂場の天井に向けて噴射したところ、落ちてきた液体が目に入り、目の血管を傷つけてしまったというものです」 「こうしたカビ取り剤など濃度の濃い洗剤を使う場合は目よりも高い場所にはスプレーしない、換気をする、ゴム手袋をするなど十分な注意が必要です」 森アナウンサー 「天井の端っこにカビが生えるなどするとやってしまいがちですが、気をつけたほうがいいですね」 富田解説委員 「大掃除の事故はほかにもあります。脚立が倒れて転倒するといった高い場所の掃除に伴う事故も多いそうです。いつも以上に慎重に進めてほしいと思います」 忽滑谷こころアナウンサー 「年末の大掃除というと、普段やっていない所を気合いを入れてやろうという方も多いかもしれませんが、洗剤などの注意書きもちゃんと読んで慎重にやってほしいですね」