都市生活高齢者の住み替えの条件は? 子供が巣立つ頃から老朽化、避けて通れない家の問題 最も多い「希望する物件が見つかるか」
では、住み替えの懸念はどんなことでしょうか? 「希望する物件が見つかるかどうか(31・6%)」と回答した人が最も多く、次いで「住み替え費用の捻出(25・4%)」となりました。希望する条件と必要になる費用のバランスが最も気になるということでしょう。
ここからは筆者の感想ですが、少子高齢化が進むと福祉を含む社会インフラがますます不安になってきます。また、この国には災害の不安もついて回ります。そのため、住み替え先にはある程度福祉パワーの高い自治体を選び、その中でもハザードマップや古地図などを確認して、安全な場所を選ぶことが重要ではないでしょうか。
藤木俊明 副業評論家。自分のペースで働き、適正な報酬と社会とのつながりを得ることで心身の健康を目指す「複業」を推奨。著書に『複業のはじめ方』(同文舘出版)など。