ラーグルフ菅原明良「日々精進」年男が23年勝ち馬を2年ぶり勝利に導く/中山金杯
鍛錬を積み重ねる。 年男の菅原明良(23=高木)が2日、飛躍への思いを筆に込めた。22年以来、3年ぶりに挑戦した書き初めで記した言葉は、当時と同じ“日々精進”。今年も重賞騎乗は日刊スポーツ賞中山金杯から。23年勝ち馬ラーグルフ(牡6、宗像)を2年ぶりの勝利に導く。 いつでも思いは同じだ。菅原明騎手が3年ぶりに筆を執った。半紙の前で考えること数秒。23歳の年男は「前と同じでもいいですか?」と絞り出した。日々精進。「お、昔よりもうまく書けました」。立ち止まることなく、歩みを続ける決意を改めて示した。 24年は大きな成果を上げた1年だった。宝塚記念(ブローザホーン)でG1初制覇を飾り、メルボルンCではワープスピードで2着に入るなど国内外のG1で活躍が目立った。「まだまだ満足いかないです。勝ち星はここ数年と比べても10勝以上も落ちてしまいましたから」。21年以降の勝利数は75勝→72勝→70勝で推移したが、24年は60勝(14位)でフィニッシュ。今年はコンスタントな成績と大舞台での活躍の両方を追い求める。 中山金杯のラーグルフは勢いづくための格好のパートナーとなる。今回は23年中山記念2着以来のコンビ。「中山は合うと思うし、いいイメージがあります」。7年目に入った騎手生活。さらなる高みを目指す。【松田直樹】