イスラエル首相、トランプ氏と電話協議 ガザ人質・シリア情勢巡り
Maayan Lubell Jeff Mason [エルサレム/ウェストパームビーチ(米フロリダ州) 15日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は15日、トランプ次期米大統領と14日に電話会談し、パレスチナ自治区ガザで拘束されている人質の解放に向けた最近の取り組みやシリア情勢について協議したと明らかにした。 「イスラエルの勝利を完成させる必要性について話し合い、人質解放を実現するための努力について詳細に協議した」と述べた。 トランプ氏は今月初め、来年1月20日の就任式までにガザで拘束されている人質が解放されなければ、中東で「深刻な結果」がもたらされると警告していた。 ネタニヤフ氏はアサド政権崩壊後のシリア情勢についても協議したと明らかにした。同政権崩壊後、イスラエルはシリアの兵器備蓄を標的に数百回の空爆を実施するなどしている。 ネタニヤフ氏は「シリアとの紛争に関心はない」とし、シリアにおけるイスラエルの行動は「シリアからの潜在的な脅威を阻止し、国境付近でのテロリストの乗っ取りを防ぐ」ことが狙いだと述べた。 トランプ氏の報道官は電話協議の詳細についてコメントを控えた。