俺と藤田元司さんの背番号18が永久欠番の仲間入りをし、背番号6の坂本勇人と篠塚和典も晴れて栄誉に浴する!【堀内恒夫の悪太郎の遺言状】
西舘勇陽の背番号17は大いに注目! 17番は剛球投手だが不器用が多い
巨人の18番が永久欠番になるときには筆者を含めた3人の連名にしてもよいのではないか
今年も春季キャンプが始まり、各チームとも中盤の第3クールを終えようとしている。 2年連続Bクラスの4位に沈んだ巨人は4年ぶりのV奪回を目指し、阿部慎之助新監督の下で春季キャンプを開始した。その中でも、特に俺の目に留まったのは、新人選手たちの真新しいユニフォームと新たに与えられた背番号だった。 投手陣の中で一際目を引いたのは、中大からドラフト1位で入団した西舘勇陽が着けている背番号17だよ。17番と言えば、巨人の歴史の中でも代表的な存在は槙原寛己だ。歴史を振り返ればビクトル・スタルヒンから始まり、藤本英雄さん、V9時代の主力投手だった倉田誠さんの名前も挙がる。しかし彼らの中で、藤本さん以外の共通点は、剛球投手だけど、どこか不器用な人たちが目立つということ。 藤本さんと槙原の2人はウイニングショットがスライダーだったという共通点もあるから不思議なものだね。 とにかく、17番がいい背番号であることは間違いない。17から始まり、エースナンバー18を中核として、19へ続く、伝統的に好投手が着けていた背番号である。 特に18番は、俺が着けていた巨人のエースナンバーだ。俺の次は桑田真澄へと受け継がれ、不可解なことにサウスポーの杉内俊哉を経由して、菅野智之へバトンが渡った。俺より以前には藤田元司さんや、通算209勝(127敗)を挙げている中尾碩志(輝三)さんの名前が挙がる。特に注目したいのは中尾さん、藤田さん、俺と桑田の計4人で通算704勝を挙げているということ。これは、誇らしい記録ではないかと思うよ。 話を巨人の新人選手たちへ戻そう。巨人は昨年秋に行われた支配下ドラフトで・・・
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週刊ベースボール