【戸田ボート・SGクラシック】地元SG出場を目指す山口支部の2024年がスタート
【ボート王国 九州・山口】 <14日・戸田ボート・前検日> 年末の大一番グランプリ(昨年に続いて住之江で開催)を目指すマネーバトルもここから本格化。序盤にリードを得て今年の戦いを優位に進められるよう、それぞれが好成績を目指してぶつかり合う。 年末を目指すのはもちろんだが、今年の山口支部勢にとってはもう一つ、ハイライトがある。それは11月のチャレンジカップ。下関で開催されるからだ。 支部のダブルエースは、寺田祥が「出ないわけにはいかない」と力を込めれば、今年はSGフル参戦がかなう白井英治も「頑張ってみますよ」と明るい顔で活躍を誓う。 前検気配はともに大きな心配がなかった。寺田は「ターンで滑る」という点は課題だが、まだ何も調整していない段階で「出ることも下がることもない」というのは救い。ひと調整で初日は前検以上の動きが見込める。 白井も「普通かな」と大慌てすることなく前検作業を終えた。相棒は2連対率が27%しかない低実績機。動き自体も疑問符の低素性機ながら「下がることはなかった」のは何よりだった。初日は11Rの1走と時間的には余裕。的確な調整を施して、好発進を目指す。
山口支部はこの両雄だけではない。もう一人、柳生泰二が大会初参戦。上位戦線で一年を戦う権利を得た形だが「自分は一走一走をとにかく頑張るだけの立場ですから」と自分を見失わずに走り抜く構え。チャレンジカップへの思いも「それこそ一走一走です」。とにかく賞金額の足し算だが、単価が高いSGはその重要性が増す。まだ経験のない地元SGを目指して、着実に上積みを図る。 (SG、プレミアムGⅠ時に連載)