3連勝で重賞制覇を狙うクリスマスパレード

フローラS クリスマスパレード 安瀬一浩調教助手 ――前走の水仙賞は1着でした。レース内容を振り返ってください。 安瀬調教助手(以下、安):前走は新馬戦のときと同様に良いスタートが切れましたし、良い位置で流れに乗って終いもしっかり伸びるという、センスの良いレース運びで結果を出してくれました。競馬後も大きなダメージもなく、カイバもしっかり食べていました。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 安:前走後は放牧に出して、このレースを目標に日程を逆算して帰厩しました。 ――4/10(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 安:前の馬を追いかける形で、終いをしっかり伸ばそうと思っていました。入りが少し遅くなった分、全体時計はそれほど目立つ時計にはなりませんでしたが、終いも脚を使えていましたし、ゴール板を過ぎてからもしっかり動かして良い負荷をかけられたと思います。 ――現状で安瀬さんが感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。 安:スタートセンスの良さとスピードがあるので、良い位置から競馬が出来るところは強みだと思います。普段は気難しいところもありますが、走り出せば問題はありませんし、操縦性が高いので距離が延びても対応出来ると思います。 ――今後の成長を期待しているところは。 安:今はまだ調教のときに他の厩舎スタッフに手伝ってもらいながら馬場に向かっていますが、その手助けがなくても自分から調教に向かえるようになってくれれば更に良いですね。ただここまで上手く行っていますし、牝馬をムリに躾けようとして悪い方に出てしまう可能性もあるので、今は様子を見ながら馬の気持ちを大事に考えて寄り添っていこうと思っています。 実際に以前は立ち上がったり尻っパネをしたり、後ずさりをしたりしていましたが、そういう面は良い方に向かっていますし精神面も少しずつ成長しています。 ――レースへ向けて意気込みをお願いします。 安:中山で2戦して東京コースは初めてですが、センスが良いので特に問題はありませんし、距離が延びても大丈夫だと思います。ここでも良い結果を出してくれる、と期待しています。