インド、25年度のGDP見通しを下方修正-コロナ禍以来の低水準
(ブルームバーグ): インドは今年度(2024年4月-25年3月)の経済成長予測を下方修正した。新たな見通しは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以来の低水準となるが、エコノミストはそれでも楽観的過ぎる可能性があると指摘する。
統計省の発表によれば、今年度の国内総生産(GDP)予想は6.4%増と、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想に一致。前月発表された6.5%増からは引き下げられた。昨年度のGDPは8.2%増だった。
スタンダードチャータードのエコノミスト、アヌブチ・サヘイ氏は「25年度のGDP成長率が6.4%ということは、下期に6.8%という力強い成長を示唆するものだが、われわれの見方ではやや野心的な数字だ」と述べた。
原題:India’s Economy Set for Weakest Growth Since the Pandemic (2)
(抜粋)
--取材協力:Anup Roy、Subhadip Sircar.
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Ruchi Bhatia