巨人との首位攻防戦 初戦へ キャリアハイめざす森下暢仁(広島カープ) 今季の快投を自己分析「先頭打者へのアプローチ」と「“緩い球”」
今シーズン、もう1つ、投手の中で圧倒的な成績を残しているのが、バッティングです。 昨シーズンにもホームランを放つなど非凡な才能を見せていましたが、今シーズンは打率.270(37-10)。セ・リーグ投手の中で唯一、2けた安打を放っています。 直近4試合では打順も “8番” に起用されるなど、“一打者” としてその役割を全うしています。 森下暢仁 投手 「打てるときと打てないときはありますけど、楽しくやれているのはありますし、よりみなさん、期待してくれるので、打ちたいなと思って打席に入っています。ピッチャーだから本当に攻められるところとかも限られてきますし。まあ、自分もピッチャーなので、基本的にどんな球が来るかなって考えながら打席に入って、本当、いいところに飛んでるってだけですね」 1年目からエースナンバーを背負ってきた26歳。6年ぶりの頂点へ向け、カギを握る首位攻防戦でその初戦のマウンドに上ります。 森下暢仁 投手 「この順位にいられるのもそうですし、順位を落とさないためにも一試合一試合、大事だと思うので、自分のできることを今は本当にできているんじゃないかなと思います。自分は1週間に1回しかいないので、その試合で勝つか負けるかなので、ゲーム展開だったり、長いイニングを投げられるかっていうことよりかも、投げた試合で勝ちたいなっていう思いがあるので、チームが勝てるような投球を続けていけたらなと思います」 ◇ ◇ ◇ 石田充 アナウンサー …という進化を自分自身、分析していた森下投手でした。 RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん 會澤翼 選手にも今シーズン、聞いたんですけど、全く同じことなんです。レベルが上がっているし、たとえ1つ、悪い球種があったとしてもそのほかでカバーできるという。だから、バッテリーで話し合っているところと話し合ってないところとあると思うんですけれども、同じ思いを共有しているっていう。だからこそ、1点台の防御率を出せるんだろうなと思います。