巨人との首位攻防戦 初戦へ キャリアハイめざす森下暢仁(広島カープ) 今季の快投を自己分析「先頭打者へのアプローチ」と「“緩い球”」
1つ目は、先頭打者へのアプローチ。現在、被出塁率は、セ・リーグ1位の.255。最もランナーを出さない男が、特に意識しているのが先頭打者でした。 セ・リーグ被出塁率(18日現在) 1位 森下暢仁(広島).255 2位 菅野智之(巨人).258 3位 戸郷翔征(巨人).259 森下暢仁 投手 「いつも會澤(翼)さんと『先頭バッター、がんばろう』っていう話をしているので、まずはしっかりと先頭バッターをアウトにして、自分のペースで投げていけたらいいなと思ってやれているので、そこが本当に得点にもからんでいないですし」 イニング先頭打者 被出塁率(番組調べ) 2022 .353(181-64) 2023 .315(133-42) 2024 .263(114-30) 実際、2年連続、先頭打者の被出塁率は3割を超えていましたが、今シーズンは.263にまで改善。自身のペースで投げられる頻度も上がり、そのほかの数字もおのずと上向きとなっています。 では、そもそも、なぜバッターを抑えられるのでしょうか? それが今シーズン、特に進化した要素だと語ります。 森下暢仁 投手 「毎シーズン、毎シーズン、カーブだったりチェンジアップがよかったり悪かったりっていう…。いい試合があったり悪い試合があったりっていう感じで使えなくなったりしていたので、そこが今、全試合でしっかり使えているのはいいのかなと思います」 今シーズン、快投を続けられている秘訣は、緩い球の精度。これまで調子の波が激しかったチェンジアップとカーブが安定的に投げられていることで、投球の幅が広がりました。 森下暢仁 投手 「緩い球でカーブだったりチェンジアップっていうのは、カウントが悪くなると、あんまりコントロールできなかったですし、その部分ではバリエーションが増えたのはあるのかなと思います。今のところ、全球種、自信を持って投げていますし、両サイドにしっかりとストレートも投げられているので、特にカウントが悪くなっても自信を持って全球種を投げられているのがいいのかなとは思っています」