立憲民主・枝野代表が初の定例会見(全文3完)原発ゼロは事実上、即全面停止
連合の中にくすぶる大きな固まりをつくってほしいという声にどう応えるのか
朝日新聞:すいません、併せて聞きたいんですが、関連になりますが、以前、枝野代表は情報労連の石橋さんが衆院選のときに手伝ってたこともあって、一緒にやれる仲間だということのメッセージも、ぶら下がりで発したこともあったと思うんですが、石橋さんは今日の情報労連の集会では、大きな固まりをつくってほしいということのメッセージを発せられているわけですが、こうした連合の中にくすぶる大きな固まりをつくってほしいという声には、立憲民主党、特に枝野代表としてはどのように応えていくお考えなんでしょうか。 枝野:石橋さんがどうおっしゃっているか存じ上げませんし、個別のどの産別の方がどうおっしゃっているとかということについてコメントする立場にはありませんが、連合の関係者の方に限らず、大きな固まり論というのは1つの考え方としてあることは承知をしていますし、結果的に大きな固まりになることを否定するものではありません。しかしながら、まさに私自身の反省も含めて、民主党、民進党の時代になかなか国民の皆さんからご期待をいただけず、立憲民主党が今、大きなご期待をいただけているのはなぜかといえば、それは主張がクリアになったからだと、明確な主張をしているからだというふうに思っていますので、私たちがこの明確な主張をぐらつかせることがあってはいけない。つまり大きな固まりをつくるために、これまで主張してきた、今、作業を続けているさまざまな理念や政策などを変えることがあったら、これは、国会議員は一時的な大きな固まりになるかもしれないけど、支持率は急落するだろうというふうに思っていますので、立憲民主党の理念や政策に賛同していただいて、加わっていただいて大きな固まりになっていくのが一番ありがたい。 それからもう1つ。最近申し上げていますが、なぜ党対党では駄目なのか。結局、党対党でやる場合には、それぞれの組織を党内を多数決、民主的なプロセスを通じて合意形成していくわけですが、その際には、不本意だけれどもみんなで決めたことだからというようなことが必ず生じてしまう。そうすると不本意なのに同じ党になるということを生じてしまったことが、あるいは生じようとしてしまったことを含めて、昨年の9月以来のさまざまな問題を生じさせているんではないだろうかと。そうした意味では、みんなで決めたからみたいな話ができない形が必要である。つまりそれぞれが個人として判断、決断をして大きな固まりをつくっていく。このことが必要なことだ、重要なことだ、国民の皆さんの期待に応えることだと思っています。 司会:他の野党との関係などでございましたら、どうかまとめていただければ。よろしいですか。どうぞ。