美食家たちを魅了するペルー料理の美味に開眼! 表参道で現地さながらの味わいに出合う
海岸地帯、山岳地帯、ジャングル地帯の3つの地域の異なる気候によって、魚・肉・野菜とさまざまな食材に恵まれていること。そして、アンデス文明、インカ帝国時代からの伝統、移民(スペイン、日本、イタリア、中国、アフリカ)の文化の融合が生み出した、自由闊達な独自の食文化。それが、ペルーが美食大国と呼ばれる所以だろう。
「DESTINO 51」のシェフは全員ペルー人。現地のレストランに20年以上勤めてきた敏腕シェフが料理長を務め、ペルー食材を使った現地の味にこだわった料理を提供してくれる。現地気分を味わえるのは料理だけにとどまらず、ペルーの代表的なお酒「ピスコ」やペルー産のワインもそろい、楽しく酔わせてくれる。
川井さん「ペルーの方や中南米の方も多くお客さんとして来られていて、それだけでも現地の気分を味わえるのですが、ピスコサワーやビールなど現地のものが用意され、しかもおいしく、気分も陽気になれます。」
アンデス・ジャングル・海岸の3つの地域をイメージしたフロアのインテリアや、店内に散りばめた現地の伝統工芸品など、空間まるごとペルー旅行をしているような気分にさせてくれるのも魅力だ。
美食の国、ペルー 豊富な食材と多様な食文化によって生まれた料理とは?
ペルーを代表する料理のひとつが、インカ帝国時代以前から作られてきたという歴史がある「セビーチェ」。ユネスコ無形文化遺産にも登録されている、ペルー料理を語る上で外せない伝統料理だ。
お店のイチオシは「セビーチェ ミクスト」。海老、真鯛、イカ、タコ、帆立など種類豊富なシーフードをミックスした、味も見た目も豪華で食べ応えあり。テーブルがぐっと華やぎ、デートなどにもおすすめの逸品だ。
そして、川井さんおすすめ「セビーチェ デ ペスカド」は、真鯛をライム、パクチー、アヒリモ(ペルーの唐辛子)でマリネ。ペルーで“虎のミルク”と呼ばれている「レチェ・デ・ティグレ」の酸味が、さっぱりとした味わいにまとめている。ちなみに「レチェ・デ・ティグレ」は、魚の出汁やニンニク、生姜などがベースのソースで滋養強壮に良いとされ、現地では二日酔いのときに飲むペルー人も多いのだとか。