【ホープフルS】クロワデュノール斉藤崇史調教師一問一答「正直に言えば、不安しかありませんでした」
[GⅠホープフルステークス=2024年12月28日(土曜)2歳、中山競馬場・芝内2000メートル] 新馬、GⅡ東スポ杯2歳Sを好タイムで連勝し、ホープフルSで1番人気に推されることが有力なクロワデュノール(牡・斉藤崇)。管理する斉藤崇史調教師(42=栗東)が、デビュー前から近況、そして今後について語った。
誰がどう見ても、いい馬
--新馬、東スポ杯2歳Sと連勝。父キタサンブラック譲りのスケールの大きな走りが目につく 斉藤崇調教師「入厩前から〝走る〟と思っていましたね。いい馬でしたよ、最初に見たときから。見た目も、動きもです。この馬に関しては、誰がどう見ても、いい馬だと思うんじゃないですかね。体つきにまだ幼い部分を残していますし、これからドンドンと良くなると思います」 --デビューからの2戦を振り返って 「特に言うことはありませんね。(ゲートを含めて)今のところは大丈夫ですし。ここまで期待通りに来ています」 --前走は完調手前の状態で勝ち切った 「さすがと言うか、すごいですよね。こちらが思っていた以上の走りでした。緩さがかなり残っていて、体を使い切れていない状況でしたから。正直に言えば不安しかありませんでした。今の状態で、どれだけレースで動けるかなと」
〝いつも〟の姿に戻った
--前走後の様子は 「〝いつも〟のこの馬に戻りました。体が動くようになって、フットワークが大きくなりましたね。前回は〝動かなくなっている体をどうやって動かしていくか〟という点を重点に調整していましたが、今回はしっかりと動けていますので、併せ馬にするかなど、中身、過程を考えながら調整を行ってきました。前回よりも状態はいいでしょう」 --最終追いは栗東ウッドで6ハロン84・3秒-11・3秒を楽々とマーク。追い切りは3週続けて北村友一騎手が騎乗 「うまく調整できたと思います。いい動きでした。この馬のことを、ジョッキーが分かってくれていると思います」 --今回は初の中山コースが舞台となる。最後に見通しを 「初めての右回りがどうかになりますが、長距離輸送は問題ありませんし、折り合いがつきますから、2000メートルの距離は心配していません。もっと長くてもいいと考えていますので。ここまでに、やれることはすべてやりました。リズム良く運んで力を発揮してくれれば。来年に向けて、いい競馬をしてほしいですね」
東スポ競馬編集部