内向的な子が「学校へ行きたくない」と訴えた時 親が聞いてあげるべきこと
HSC型・学校の先生と連携して、子どもの不安を減らす
また、担任の先生に話して、学校の不安が軽減できないか相談してみてください。 たとえば先生と親と子どもの3人で、休み時間の過ごし方を検討してみたり、保健室、カウンセリングルーム、図書館など苦しいときに行ける場所はないか話し合ってみましょう。 親が学校との仲立ちを果たすことを通じて、困ったときにできることは何かを考えて調整する態度や、困ったときは必ず誰かが助けてくれるという信頼感が育ちます。周囲が温かくサポートすると、それを糧に自分の気持ちを立て直せるのがHSC型のいいところです。 ただ、このような対応をしても行きしぶりが改善しないときは、早退やお休みの日を持つことでペース配分をしてみましょう。 不安でつらいままがんばり続けてしまうと、子どもの元気が失われてしまい、後々まで影響することがあります。子どもの様子を見ながら、どこまでがんばるかを調整してください。
吉田美智子(臨床心理士)