片づけのプロはずっと同じ収納グッズを使わない!? クローゼットが使いやすくなる収納のコツ
こんにちは。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智です。 今年は4月に真夏日を観測する地点が出たかと思えば、朝晩はまだ肌寒く感じる日も多く、気温差が激しい時期が続いています。衣替えの時期が悩ましいところ。 「忘れ物ない!?」と朝からイライラしなくなる! 4児の母がたどり着いた、子どもの身支度管理が続く収納術 学校の制服の場合は、6月1日を夏服への衣替えの日と設定されていることが多いですね。気温で考えるときは、最高気温が25℃を超えるようになると完全に半袖に移行する目安のようです。22℃を超える頃から半袖の出番が増えてくるので、そこから少しずつ衣替えを始めるのもいいでしょう。 「子どもの服の衣替えが大変!」というママは多いかもしれませんね。 でも、お子さんの衣替えをするタイミングは、お子さん自身が服を取り出しやすく、戻しやすい仕組みを作るチャンスでもあります。いつまでもママが服を選んであげたり、管理をしたりと頑張るのではなく、できることからお子さんにまかせてみませんか? お子さんが自分で使いやすいクローゼットの仕組み化について、ポイントをご紹介します。
お子さんの服に合っている収納用品を使う
お子さんの成長は早いので、服のサイズはどんどん大きくなります。それなのに、小さな頃からずっと同じ収納用品を使っていると、服をきれいにたたんでも引き出しのサイズに合わなくなったり、容量が足りなくなったりしてしまいます。大人が無理やり押し込んで収納すると、子どもは全体が見えにくいし、取り出しにくいかもしれません。結局は大人の管理が続くことになります。 成長とともに、お子さんの服のサイズに合わせて、必要な数・量をきちんと保管できる収納用品を見直しましょう。中身をいっぱい詰め込むではなく、8割の収納が理想的です。一目で全体がわかって服を選びやすく、取り出しやすい。さらに、適度な空間があることで風通しがよくなり、服を長持ちさせることにもつながります。 「せっかくだから洗濯物をたたむ手間を省きたい」ということなら、できるだけハンガー収納に変更するというのも一つの方法です。洗濯物をハンガーにかけて干し、乾いたらそのままクローゼットにかけるだけ。それなら小学生くらいのお子さんなら自分でできるようになりますし、全体量を見やすいので服が増えすぎることを防げます。 収納用品や置き場所については、お子さんの目線を大切にしてあげてください。お子さんにとって中身が見やすいか、手が届くか、出しやすいか、戻しやすいか……を、お子さんと一緒に確認してみましょう。 私が主宰する「家庭力アッププロジェクト®」の参加者には、クローゼットのハンガー掛けの高さを幼稚園のお子さんが届く位置に調節したら、朝の身支度を1人でするようになったと驚いていた人がいました。それまで、自分で服を選ぶことは無理だと思って朝の忙しい時間にママが準備していましたが、その手間がなくなったそうです。お子さんは自分で服を選べるほどに成長していたのに、物理的な条件が整っていなかっただけのようですね。