平和の象徴、鹿児島県・奄美の空に舞う 虐殺続くガザ 連帯へ凧揚げアクション
パレスチナ・ガザ連帯全国一斉凧(たこ)揚げアクションの一環として9日、奄美でも凧揚げが行われた。戦闘によりパレスチナ自治区ガザでは子どもたちを含む虐殺が続く中、奄美からも思いを寄せるように平和の象徴が空に舞った。 奄美でパレスチナ・ガザと連帯する市民有志の会(堀部碧(みどり)代表)の主催。奄美市名瀬の埋め立て地・名瀬港マリンタウン緑地公園で行ったが、前日からの雨で午前中にいったん延期を決定。その後、天候が回復したため午後に実施に踏み切った。 会場には子どもたちを伴った親子連れの参加者も見られた。約70人が参加。有志の会では50個の凧を準備したが、持参した参加者も。凧揚げアクション時に降雨はなく、曇天ながら時折日も差した。海からの風にも恵まれ、子どもたちは大人から風に合わせてひもの長さを調整する方法を教わりながら、空高く揚げていった。 堀部さんは「今年4月から奄美で働くようになり、この半年間、ガザの人々のために奄美で何かしたい、どう形にするかと思い続けてきた。天候の関係で実施するか判断が二転三転したが、勤務する病院のつながりから仲間と共に、連帯の思いを表明する行動ができた」と語った。参加者で予定通り凧揚げを行い、平和の象徴が奄美の空に舞ったことを国内、世界に報告するという。 「パレスチナ・ガザ連帯凧揚げアクション」は天候次第だが、10日午前中も同じ会場で予定している。問い合わせは代表の堀部さん090・7689・3700へ。