【全国版】夏休みの夏旅に!建築&アート&自然が楽しめるおすすめスポット15選
10 養老天命反転地〈荒川修作〉/岐阜県
1995年に「養老公園」のなかにオープンした「養老天命反転地」 は、世界的な現代美術家である荒川修作とそのパートナーで詩人のマドリン・ギンズが30年以上かけた構想を実現したテーマパークです。 ”肉体を再認知させる”ための場としてつくられており、すり鉢状にえぐられた約1万8千平米の大地には9つのパビリオンが点在。いたるところで水平、垂直な線を排除することで、人間の平衡感覚や遠近感を混乱させる仕掛けが施されています。 岐阜県養老郡養老町高林1298-2
11 万博記念公園/大阪府
EXPO’70パビリオンや国立民族博物館、万博記念競技場、アスレチック、レストラン、日本庭園など様々な施設・エリアを有する「万博記念公園」は、地元の人や観光客に人気の大阪を代表するスポットの1つです。 「万博記念公園」といえば、そのシンボルとなっている岡本太郎による《太陽の塔》が有名ですが、アート作品はこれに留まりません。季節の花が咲き誇る自然文化園のなかには「現代美術の森」というエリアがあり、ここには池や樹林と調和した美術作品が13点展示されています。園内では比較的落ち着いたエリアとなっているため、静かにゆっくりと美術散策を楽しみたい人にはぴったりです。 大阪府吹田市千里万博公園
12 室生山上公園芸術の森〈ダニ・カラヴァン〉/奈良県
室生寺の近隣に位置する「室生山上公園芸術の森」は、室生滝谷出身の彫刻家である井上武吉が構想した「森の回廊計画」を核に、世界的に著名な彫刻家、ダニ・カラヴァンがデザイン・設計監修を行い、2006年に造営されました。 広大な敷地のなかには、「らせんの水路渦」をはじめ、「第2の島」、「太陽の道」などカラヴァンによる12点のオブジェがあり、そのどれもが自然と溶け込むようにつくられていることから、公園全体が芸術作品のようになっています。 奈良県宇陀市室生181
13 下瀬美術館〈坂 茂〉/広島県
2023年3月にオープンした「下瀬美術館」は、プリツカー賞受賞建築家の坂茂さんが設計を手掛け、グラフィックデザイナーの原研哉さんが館内のロゴやサインをデザインした、新しいアートスポットです。 コンセプトは“アートのなかでアートを観る”美術館。広島の造船技術を生かし、水盤の上にカラーガラスで覆われた8棟の展示室を並べた画期的な可動展示室では、雛人形から近代絵画までの多彩なコレクションが展示されています。 敷地内には、美術館を中心に、”海辺の建築作品に泊まる”をコンセプトにした10棟のヴィラとレストランからなる「シモセ アート ガーデン ヴィラ」も用意されており、贅沢な宿泊も満喫できます。 広島県大竹市晴海2-10-50