JA共済連の現役職員が組織の腐敗を告発――「自分たちも自爆営業を強要されてきた」
管理職がノルマ未達成の部下に活を入れるのは日常茶飯事だという[自爆営業を促すメール=筆者提供]
共済事業のノルマを達成するため、JA(農業協同組合)職員が自腹を切って不必要な契約を強いられる「自爆営業」。農水省は監督を強化し、これを「不必要な共済契約」と定めた。それでも同事業を統括するJA共済連が我関せずの姿勢を決め込んでいる中、ついに一人の現役職員が自らの組織の腐敗ぶりを告発した。 「自爆営業は地域のJAの問題であり、自分たちは無関係というのがJA共済連の基本的な態度。でも、じつはJA共済連も職員に自爆営業をさせてきたから、それは間違っているんです」 こう証言するのは、JA共済連の埼玉県本部(以下、JA共済連埼玉)の職員山田正さん(仮名)である。
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窪田新之助