春高バレー静岡県代表、男子は浜松修学舎、女子は富士見が優勝
「春の高校バレー」の愛称で知られる第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会への出場権をかけた静岡県予選大会(県バレーボール協会、テレビ静岡など主催)の男女決勝が10日、静岡市駿河区の草薙総合運動場体育館「このはなアリーナ」で行われた。 【写真】女子決勝、スパイクをブロックする富士見の選手 男子は浜松修学舎が2年連続2度目、女子は富士見が12年連続17度目の優勝を果たし、全国大会への出場切符を手にした。 男子の浜松修学舎は序盤からリードし第1セットを先取したが、第2セットは一転して静清が連続ポイントで得たリードを守り切られて奪われた。 第3、4セットは一進一退の攻防となったが、修学舎が中盤から広がったリードを守り連取。最後は修学舎1番、扇谷暉琉のブロックで優勝が決まった。 女子の富士見は序盤からリードを広げ第1セットを難なく先取。第2セット以降は三島南も粘りを見せ、第3セットに2点のリードを奪う場面もあったが、いずれも攻撃力に勝る富士見が逃げ切り、最後は4番の福本さやかがスパイクで優勝を決めた。 全国大会は来年1月5日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕する。 男子・浜松修学舎 森貴明監督「試合の内容としてはよくなかったが、勝ててよかった。全国大会まであと1カ月半、思いっきりバレーができるよう練習したい。」 扇谷暉琉主将「第2セットを取られたときはチームも混乱し、早く立て直すことを考えていた。ブロックの強化など練習の成果が出てよかった。全国大会では1試合でも多く勝ちたい」 女子・富士見 甲斐健悟監督「選手たちは普段からしっかり練習をしている。勝負の時に楽しめてよかった。これは一つの通過点。またあすから頑張ってほしい」 千葉光姫主将「(12連覇がかかっており)周囲からのプレッシャーもあったが、この場を楽しもうと思って試合に臨んだ。全国大会では前回のベスト8を超えたい」