「才能あるが融合できていない」鈴木誠也、一時逆転打もカブス2連敗! 地元紙はPO進出諦め気味「奇跡的な展開がない限り…」
シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手は18日(日本時間19日)、オークランド・アスレチックス戦で「3番・指名打者(DH)」として先発出場を果たし活躍した。しかし、カブスは2連敗を喫してプレーオフ進出が絶望的な状況となっている。この結果を受けて、米紙『シカゴ・トリビューン』は諦めムードとなった。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 鈴木は初回の第1打席で四球を選び出塁したが、後が続かず無得点に終わる。3回の第2打席は空振り三振を喫するが、5回の第3打席でダンスビー・スワンソン内野手に続いてタイムリーヒットを放ち逆転に成功。さらに、コディ・ベリンジャー外野手の犠牲フライから1点を追加して3-1とする。しかし、7回と8回に失点して最終的に3-5で敗れた。 同紙は「カブスの選手には才能がある。それなのに、なぜまた有望なシーズンが黒く塗りつぶされて消えようとしているのか?」とつけ、「今月はリグレー・フィールドのツタが例年より少し早く色づき始め、10月になれば絵に描いたような球場風景が楽しめるだろう。だが、カブスは2024シーズンから脱落しかけており、その美しい景色は再び無駄になってしまう。 また来年になるのだろうか?奇跡的な展開がない限り、カブスは4年連続でポストシーズン進出を逃すことになる」と危機感を募らせた。 同紙は「イアン・ハップは酷いスタートから立ち直り、キャリアハイに並ぶ25本塁打を放っている。ルーキーのピート・クロウ=アームストロングはゴー・トゥー・ガイとして頭角を現し、マイケル・ブッシュはナ・リーグ屈指のルーキーだ。 カブスには、ジャスティン・スティール、今永昇太、ジェイムソン・タイヨン、ハビエル・アサドという4人の優秀な先発投手が戻ってきた。 才能はあるが、同時に融合することはできていない」と指摘。まだ、プレーオフ進出の可能性は残っているが、同紙は「27806人の観衆が入場すると、リグレーのオルガン奏者がパール・ジャムのリアヴューミラーを演奏した。 カブスがバックミラーに映したくなるシーズンが、またひとつ終わってしまう。でもね、ツタが色づいているんだ。 今のうちに見ておこう」と、諦めムードに入っている。
ベースボールチャンネル編集部