メルセデス・ベンツGLE 改良新型プロトタイプ　スパイショット

メルセデス・ベンツのミドルクラス・クロスオーバーSUV「GLE」の改良新型プロトタイプを捉えた！ その最終デザインを独占公開しよう。二代目となる現行型GLE（W167/C167型）は2019年にデビュー。2023年9月にマイナーチェンジを発表したばかりだが、二度目大幅改良となる。これはフルエレクトリック化に対する世代交代前の延命措置だ。 【画像】大幅改良が予想されるメルセデス・ベンツGLEのスクープ写真。 先日捉えたGLEクーペのプロトタイプでは、二度目の大幅改良かフルモデルチェンジか不明だったが、最新情報で前者と判明した。 捉えたプロトタイプはフロントエンドのみをカモフラージュした初期開発車両だ。そこには新デザインのヘッドライト、グリル、バンパーを備えているものの、そのディテールは不明だったが、内部情報とKOLESA RUの協力により、デザインが見えてきた。 ヘッドライトは形状がそのままに、内部LEDデイタイムランニングライトを刷新され、下部に波打つショートLEDが2つ配置されている。またグリル内部のブランドエンブレムに接続するバーは、シンプルかつスポーティーなものに変えられている。 プロトタイプは初期段階のため、後部に変更が加えられていなかったが、テールライトは形状を維持しつつ、内部にスリーポインテッドスターをあしらったLEDを装備するほか、ディフューザーや、エキゾーストパイプも完全に新設計される。 通常、改良新型ではキャビン内に大きな変化はないが、エレクトリック化へのつなぎとなる二度目の大幅改良は、大掛かりなものになる傾向がみられることから、新デザインのステアリングを装備、ホイール新しいインフォテインメントシステムと自立型デジタルインストルメントクラスターが搭載される可能性があると考えられている。 現行型のパワートレインは、最高出力258psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン、最高出力380psを発揮する2.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジン、最高出力386psを発揮、EV走行距離48マイル（77 km）を誇る、プラグインハイブリッド「GLE 450e」、最高出力517ps 最大トルク730Nmを発揮するV8プラグインハイブリッドがラインナップ。キャリーオーバーされる見込みだが、燃費が改善される可能性があるという。