「菅野君の穴はこの若いピッチャーたちで埋めていける」桑田2軍監督から名指しされた"チルドレンの名前"
今季15勝をマーク、最多勝、ベストナイン、リーグMVPに輝いた巨人・菅野智之がメジャー挑戦のため、海を渡ることになった。 【動画】巨人 堀田賢慎が2日の中信ブラザーズ戦、9回をピシャリと締めた場面 一方で今季チームの柱として活躍した菅野を欠くチームでは、来季どのようにエ―スの穴を埋めていくのか、若手投手の伸びしろにも期待が高まる。 12月1日に放送された「サンデーモーニング」(TBS系列)に出演した巨人の桑田真澄2軍監督が期待の若手投手の名前を挙げるシーンがあった。 同じく巨人OBの上原浩治氏とともにスポーツコーナーにゲスト出演した桑田氏は先に行われた「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に巨人から出場した井上温大、戸郷翔征、大勢の3投手について言及。自身が1軍投手コーチを務めた2022年に投手王国を作るため、指定強化選手に7投手を選定、3年計画があったとしながら、「そのうちの3人が3年計画の3年目で侍ジャパンのユニホームを着て投げてくれたのは個人的にうれしかったです」と成長を認めた。 投手王国を築くための残りの4選手に関しては、赤星優志、横川凱、堀田賢慎、山崎伊織の4投手だったとしながら、続けて今季入団の西舘勇陽、又木鉄平の2投手にも触れ、同氏は「菅野君の穴はこの若いピッチャーたちで埋めていけるんじゃないかなと考えています」と力強く宣言した。 今季も先発に挑戦した赤星は21試合に登板して1勝7敗1ホールド、防御率3.12。勝ち星にはめぐまれなかったが、しっかり試合を作れる右腕として知られる。 さらに注目は来季が高卒6年目シーズンとなるドラ1右腕の堀田にもある。 堀田は今季、キャンプ、オープン戦を通じてアピール。開幕後はリリーバーとして存在感を発揮すると、シーズン途中には先発にも挑戦。今季は先発、中継ぎ17試合に登板して3勝3敗、防御率2.45をマークした。 堀田といえば、トミー・ジョン手術を乗り越え、入団時から桑田氏から潜在能力の高さを認められ、同じくトミー・ジョン手術組の山崎とともに先の投手王国を支える逸材として期待を集めてきた経緯もある。 身長186センチから繰り出される150キロ超の球威あるストレートとフォークのコンビネーションで知られ、来季は再び先発として、ローテーションの軸を務められるか、期待が高まる。 さらに左腕の横川も今季は12試合に登板して3勝1敗、防御率0.94と高いパフォーマンスを示した。制球力も高まり、井上とともに左腕王国を築けるか。 同じく名前があがった西舘、又木もともに今季は先発マウンドを託されるシーンもあるなど、経験を積んで、さらに上積みが期待される。 今季4年ぶりのリーグ優勝を果たしたチームでは投打ともにヤングジャイアンツの活躍も光った。目指すリーグ優勝、日本一への道で今回名前が挙がった選手たちはどんな躍動した姿を見せてくれるのか。楽しみにしたいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]