金子恵美氏「石破体制のまた悪いところ出た」とバッサリ 当選した裏金議員の自民党会派入り批判 「禊ぎすんだ」と復党させるべきと主張
元衆院議員の金子恵美氏が3日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演。“裏金問題”で非公認しながらも当選した議員を自民党会派入りさせたことについて、石破茂首相を厳しく批判した。 番組では先の衆院選で自公の過半数割れを受けての今後の政界について特集。裏金問題で処分を受けて無所属で出馬し、当選した世耕弘成、萩生田光一、西村康稔、平沢勝栄ら4氏らが、国会で自民党から会派入りを打診され、了承したことを伝えた。 TBS政治部デスクの室井祐作氏はこの意図について、「将来の追加公認だったり、復党することが前提になっていますので、自民党と同じ行動を取るので。表向き無所属ですが、同じ行動を取ってくれるということでは都合がいいんですね」と解説した。 金子氏は「正直、分かりにくいと思ってしまっていて。石破さんがやってること、石破体制がやっていることって、国民の批判をかわすために、わかりやすくもわかりにくくもやってるんですが、これってすごく石破体制の悪いところが出てるなと思って。すごくあいまいに、なあなあにしてしまっていて」と批判を恐れてあいまいな態度を取っていると指摘した。 「本来、選挙っていう民主主義のプロセスを踏んでいたら。国民の皆さんから批判はあるかもしれないですけど…。勝ち上がった人って、ひとつ禊ぎということで、済んでることになるんです。これ政治とお金の問題は解決してないですけど」と選挙で勝ち上がった以上は、中途半端な形ではなく復党させるべきと主張。「落選した方々は、厳しい審判が下されて禊ぎ途中の人だから。勝ったわけだからと考えたときに、国民の皆さんの感情からすると付いていけないことだけど、政治判断としてはここは腹をくくってやらなきゃいけないのに、こんな中途半端な処分をしたっていうことに、石破体制のこれまた悪いところだなと思いますね」と一刀両断した。