最低賃金の全国加重平均、1055円に 51円引き上げ
最低賃金(時給)の今年度の改定額が、全都道府県で出そろいました。全国の加重平均は今より51円引き上げられ、1055円となりました。 全ての労働者に支払わなければならない最低限の時給=「最低賃金」の引き上げ額について、厚生労働省の審議会は先月、全国平均で、過去最大の50円とする目安を示しました。 この目安を元に各都道府県で議論した結果、27県で目安を上回る引き上げ額となり、また時給が1000円を上回った都道府県は改定前の倍に増え16都道府県となりました。 この結果、全都道府県の時給の加重平均は今より51円引き上げられ、1055円となりました。最高額は東京都の1163円で最低額は秋田県の951円でした。 新たな最低賃金は10月以降順次適用されます。