【きのこいぬ】小林大紀×上村祐翔 対談! 楽しい現場になりそう!
居心地のいいアフレコ現場
◆居心地のいいアフレコ現場◆ ――きのこいぬとほたるのやり取りの中で特に印象に残っているシーンがあれば教えて下さい。 上村 これからのお話でほたるが取材をされていて、写真撮影してる横の茂みできのこいぬが木の枝に引っかかって「うあああ」って慌てていて、ほたるが思わず笑っちゃって、最後「アホ」って言って終わるんですが、そこのきのこいぬの無邪気さみたいなものが本当に何も考えずに笑える感じが、ほたるが作っていた壁を取っ払ってくれる。無理やりにでも引っ張っていってくれる無邪気な感じが本当に面白くて。そこを演じながら、どんどんどんどん楽しくなっていると感じました。 最後にきのこいぬに言う「アホ」という台詞が、台本や映像を見るだけだと「アホ」って際立つ台詞になるかと思っていたのですが、現場で演じてみると、笑った延長で「アホ」って言っていて、ちょっと息も混じってるような感じが僕の中ではリアルだったと思いました。その感じが引き出してもらえたのは、現場の空気やきのこいぬの大紀のお芝居のおかげだと思ったのが、すごく印象に残っています。 小林 あそこでちゃんと笑えるのが、関係値が深まったことが表れるシーンで、きのこいぬとしても、きのこいぬのことを見てくれたと感じるシーンだったんです。だから僕もすごく好きなシーンです。 あとは、文字を書くところも好きなんです。ほたるに「好きです」とちゃんと伝えられる手段を自分で探すんです。そのシーンでもきのこいぬは何を考えてるのかわからない状態なんですけれど、根底としてはほたるのことが好きで、ほたるを元気にしたいっていうのが一番。きのこいぬの気持ちが表れているシーンが僕は好きです。 ――アフレコ現場での印象的なエピソードをお願いします。 小林 しいたけ茶じゃない? しいたけ茶ですよ。 上村 ああ! ありがたいことに現場にいろいろなケータリングがあるんですけれど、その中でしいたけ茶を見つけまして。『きのこいぬ』をやってるからには飲むか、って。そうしたらめっちゃ美味しくて。 小林 『きのこいぬ』の現場だから用意していただいた訳ではなくて、スタジオに常に置いてあるものなんです。 上村 その日以来しいたけ茶の減り方が激しくて。 小林 先週、しいたけ茶めちゃめちゃ追加されてた(笑)。きのこと共食いになってしまうかなと思いつつも、僕も飲みました。 上村 そういう意味ではたこ焼きも差し入れていただきました。「たこ焼き食べたいね」って何度も言っていたので、ついに食べることができたのは嬉しかった。 メロンパンの差し入れもしました。アンパンもしましたね。 小林 いただきました。美味しいパンをありがとうございます。 上村 収録以外の空間も楽しいよね。 小林 楽しいよね。先輩もいるし、(永瀬)アンナちゃんや日菜ちゃんたち若い人たちもいて楽しい。 上村 居心地がいいんだよね。収録が終わっても、みんななかなか帰らない(笑)。 小林 うん(笑)。第1話終わってランチとか行ったよね。 上村 第1話を振り返りながら「良い現場になりそうだね」って。 ――素敵なエピソードありがとうございます。 (C)蒼星きまま・徳間書店/星鳩町きのこ研究所
アニメージュプラス 編集部