“奇祭 おしろい祭り”白ければ白いほどいい!
九州朝日放送
白ければ白いほどいい!とされる、福岡県朝倉市の“奇祭”「おしろい祭り」が今年もにぎやかに行われました。 2日午後2時、朝倉市の大山祇神社で“奇祭”が始まりました。 “奇祭”とはいえ、300年以上続く祭り、お払いなどの神事は欠かせません。 お神酒が振る舞われる中、その裏では、地元で穫れた新米を粉にして水で溶いた「おしろい」の準備が着々と進み…。 この先は遠慮不要!宮司や参加者の顔に次々に塗りたくります。 参加者した男性は「(おしろいで)目が見えない」「(来年は)大豊作で~す」 ドイツ出身のアーティストの女性は「とてもお米っぽくて湿っています」と感想を述べていました。 取材を続けていると…。 KBCの牧園記者もおしろいを塗られます。 「うわ、冷たい。ちょっと甘いですね」 大山祇神社の宮司・神坂貞和さんは「そりゃ豊作、間違いねえ」と喜びました。 顔に「おしろい」がたくさん付くほど、来年は豊作になると言われていて、年齢問わず遠慮なく塗るのが祭りのポイントです。 また、「おしろい」はすぐに落とすと、御利益がなくなってしまうとされ、家に帰り着くまでは顔を洗ってはいけません! 牧園記者「前が見えない」「原稿が書けない」 この“奇祭”は五穀豊穣を祈るとともに、山あいにある静かな神社の境内に毎年、にぎやかな声を響かせます。
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