パラリンピック銅メダリストが小学校の運動会に登場 男子100m川上秀太選手、福井市社南小で後輩と交流
パリ・パラリンピック陸上男子100メートル(視覚障害T13)で銅メダルに輝いた川上秀太選手(25)=福井県福井市、アスピカ=がこのほど、母校の福井市社南小学校を訪問した。代表児童と50メートル走に挑んだ川上選手は「皆さんと一緒に走れて楽しかった」と話し、全校児童や保護者らから大きな拍手とエールが送られた。 10月9日、同校の体育大会があり、夢に向かって努力する大切さを学んでもらおうと世界を舞台に活躍する川上選手を招いた。 50メートル走は川上選手と各学年代表の6人で行い、見守る児童がメダリストの走りに歓声を上げた。一緒に走った6年の男子児童は「走り方もスピードも格の違いを感じた」と話し、代表して祝福の花束を渡した。 銅メダルが披露されると、児童は「すごい」と声を上げて喜んだ。川上選手は10年以上ぶりの母校を懐かしみつつ「体育大会に呼んでもらいありがたい。ロスでもメダルが取れるよう、応援をお願いします」と呼びかけた。児童は今後の活躍を願い「いけいけ川上」と大きな声でエールを送った。 × × × 川上秀太選手の後援会は、福井県のふるさと納税型クラウドファンディング(CF)で同選手の活動資金を募っている。今後の遠征費や練習費用を調達し、CFを通して県内で障害者スポーツの認知度を向上させたい考え。締め切りは10月26日。