“和製マットの魔術師”マイティ井上さん逝く【週刊プロレス】
国際プロレス、全日本プロレスなどで活躍したマイティ井上さんが11月27日、心室細動のためお亡くなりになっていたことが明らかになった。享年75。 【写真】マイティ井上さんの代名詞的得意技だったサマーソルト・ドロップ
大阪府出身の井上さんは1967年7月21日、国際プロレスでデビュー。70年から長期海外遠征。72年に帰国後は国際のエース候補として活躍。74年10月にはスーパースター・ビリーグラハムを破りIWA世界王座奪取。以後は国際のエース格に。半年後に王座陥落するもアニマル浜口とのタッグでIWA世界タッグ王座獲得などタイトル戦線で活躍。全日本プロレスとの対抗戦でも存在感を発揮した。 81年に国際プロレス崩壊後は全日本に移籍。全日本ではジュニア戦線に転じてNWAインタージュニア、石川敬士や阿修羅・原らと組んでアジアタッグ王者にも君臨。98年6月に引退後はレフェリー転向。その後、NOAHに移籍しレフェリー業を続け、テレビ中継の解説を務めることも。 2010年5月22日、後楽園ホールのレフェリー引退興行を最後にプロレス界から距離を置くも、近年はトークイベントなどで表舞台に立つ機会もあった。得意技のサマーソルト・ドロップは代名詞であり、技を決める前のアクションから常に会場を沸かせていた。 謹んでご冥福をお祈りいたします。
週刊プロレス編集部