「ブレントフォードをレアル・マドリーのように見せた!」 “31本”ものシュートを許したマンUに元イングランド代表MFが苦言
4回ポストやバーに救われる
マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ第30節でブレントフォードと対戦し、勝ち点1を分け合った。 ユナイテッドは90+6分のメイソン・マウントのゴールで劇的勝利を掴んだかのように見えたが、90+9分に失点を許してしまい、1-1で試合は終了した。結果的に追いつかれてしまい、勝ち点を逃した試合だったが、内容ではブレントフォードが上回っていた。 ユナイテッドはブレントフォードに90分を通して多くのチャンスを作られた。合計31本ものシュートを打たれており、ポストやクロスバーに助けられたシーンが4回もあったのだ。またGKアンドレ・オナナのスーパーセーブにも助けられ、ユナイテッドにとっては勝ち点1もラッキーだったと考えられる。 15位のブレントフォードの攻撃陣に圧倒されたユナイテッドに苦言を呈しているのが、元イングランド代表のジェイミー・レドナップ氏だ。 「試合前、トーマス・フランクは『これからは違うユナイテッドを見ることになる。リヴァプール戦の結果を受けて自信に満ちたユナイテッドを見ることになる』と考えて、少しナーバスになっていたかもしれない。でもそんなことは全くなかった。彼らはあまりにも多くのポゼッションを放棄し、ボールを持っている時もボールを持っていない時もエネルギーが不足していた。彼らはブレントフォードをレアル・マドリーのように見せた!」 「マン・ユナイテッドのやり方はあまりにもひどかった。個々の戦いへの意欲は欠けており、相手のプレイに身を任せていた。ブレントフォードにとってはあまりにも簡単すぎた。まるでユナイテッドがピッチに9人しかいないような時間帯もあった」(英『Sky Sports』より) ブレントフォードの攻撃が素晴らしかったこともあるが、90分を通してユナイテッドからはFAカップのリヴァプール戦で見せたようなエネルギーは感じられなかった。今シーズンはしばしば守備陣が問題視されているユナイテッドだが、シーズン終盤に向け、昨シーズンのような強固な守備陣を復活させることができるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部